青年部の活動

平成25年 青年部の活動報告

第33回(総会)では、和文化はぐくみの「活動報告」、今年一番感動したことの発表、第32回、34~36回は実技を中心とした研修が行われました。

平成25年3月13日 於:帝国ホテル

1)「和文化 はぐくみプロジェクト・平成24年度活動報告」
【友女香寿・三扇秀・富三乃・加代壽・華岑・映舞・映佐・映波・喜美生・喜美野・友紀舟・三穂雅・幸緒里・亜弥・いち福・佳穂瑠】

計7回、都内の幼稚園、学校や留学生支援機関などで講習会や踊りの実演を行ったことを報告しました。毎年講習の依頼をくださる機関もあり、頑張って来た甲斐があります。初めて着物を目にする留学生にも、機会のなくなった日本の子ども達にも、私たちの活動を通して、もっと身近なものだと感じてもらえるように、良き日本の文化を過去のものにしないためにも、継続して講習を行い伝統文化の普及に繋げていきたいです、新活動プロジェクト及びメンバーの募集をしました。

2)「感動したことの発表」
【家元・智和・真三祥】
《家元》
去年まではワーキングの発表をしていましたが、今年からは心に残ったこと、感動したことの発表になりました。映画のレ・ミゼラブルを2回観に行きました。役者さんの歌と感情がダイレクトに伝わってくる、胸に迫ってくるおすすめしたい素晴らしい映画です。それから、新しい歌舞伎座のこけら落とし興行で、私は6月に喜撰を踊らせていただきます。前の歌舞伎座が昭和26年1、2月のこけら落とし興行に、七代目と先々代時蔵さんが喜撰を踊らせていただきました。そして、今回も三津五郎、時蔵さんで喜撰をやらせていただきます。そんな時に38年ぶりに7代目、8代目の使っていた鏡台が私の手元に戻って来た不思議なご縁に感動を致しました。

《智和》
この1年間、感動をテーマに過ごしてまいりました、特別大きな感動はありませんでした。しかし、感動するということは五感を働かせ、喜怒哀楽を味わう、豊かな感情を動かすことだと改めて思いました。素敵な景色を見たり、庭先の花の匂いを嗅いだり、感動の積み重ねを大切にして、人を感動させる踊りを踊れるように精進することが次の私の目標となりました。

《真三祥》
青森に行った時に『まみしょう』に似ている、『まみしい』と書かれたポスターを見つけました。『まみしい』とは弘前弁で、健康な、丈夫な、達者な、くよくよは病気のもと、笑いは健康のもと、と言う意味だそうです。それから主人が子どもの頃に書いた、書初めをたまたま見つけて広げてみたら『ちどり』と書かれていました。今年、チャリティーで千鳥の曲を踊らせていただいたので、とても驚きました。何かのご縁、私が日本舞踊を習うことができたご縁、皆様にお会いすることができたご縁、それがとても嬉しい1年でした。

●第32回

平成25年2月10日、11日 於:赤坂会館

研修テーマ「長唄『供奴』研修」 
講師:家元
「供奴」は先代が七代目から直接ご指導賜った、 七代目が得意とする踊りで、その稽古を通じて基本となる体の使い方や、心持などを学ぶことを目的に、詳しいご解説と、ご教授をしていただきました。♪くわいと云うて払った、まで。

●第34回

平成25年5月14日 於:赤坂区民センター
研修テーマ「長唄『供奴』復習」
前回の研修で家元からご教授いただいた、『供奴』の踊りをしっかり習得できるように、皆で丁寧に復習致しました。

●第35回

平成25年5月19、20日 於:紫山会館
研修テーマ「長唄『供奴』研修」
講師:家元
怒る、泣く、嬉しいなどの気持ちを作り踊りを立体的にするようにと、ご指導いただきました。
♪成り駒やっとこよんやさ~、まで。

●第36回

平成25年12月8日 於:亀戸センターカメリアプラザ
研修テーマ「仕舞講習会」 
講師:青木健一師 観世流 シテ方
「羽衣」キリ実演を拝見させて頂き、能の表現方法についてお話をして頂き、『羽衣』キリの実習をして頂きました。